こんにちは。代表親方の髙橋直人です。
外壁塗装をお考えのお客様で、どんな塗料を使えばいいのか分からないお客様がほとんどだと思います。せっかく塗装するなら、良い塗料を使いたいですよね?
今回は、タカハシ美装がオススメする塗料の中の1つ、ラジカル塗料についてご説明いたします。
ラジカル塗料とは
2015年頃に発売された比較的新しい塗料になります。
従来の塗料は、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素など、塗料の成分となる樹脂の違いによって分類され、成分の違いで塗料の特徴や値段、メリット・デメリットに繋がっていました。
しかし、ラジカルは主成分となる樹脂の名前ではなく、ベースとなるのは、あくまで樹脂系塗料などの従来の塗料です。そのため、従来の塗料に特殊な成分を配合することでラジカル塗料になります。
ラジカル塗料のラジカルってなに?
ラジカルとは、【酸素・紫外線・水】などが顔料に接触することで発生する劣化因子をいいます。
ラジカル塗料の仕組み
ラジカル塗料には、【高耐候酸化チタン・光安定剤】の二つの成分が含まれています。
高耐候酸化チタンには、ラジカルバリアという能力があり、ラジカルを発生させる酸化チタンを制御する効果があります。また光安定剤は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。
代表的なラジカル塗料
日本ペイント《パーフェクトトップ》
エスケー化研《プレミアムシリコン》
関西ペイント《アレスダイナミックトップ》
ラジカル塗料の特徴
ラジカル塗料のメリット
ラジカル塗料は価格が安く高性能なのが特徴なので、コストパフォーマンスが非常に高いです。
従来までは、新しい機能が加わると価格が上がっていましたが、ラジカル塗料に含まれる樹脂は、一般的なものと変わらないので、価格は大きく変わりません。
耐候年数が、シリコン塗料10年~13年に対し、シリコンベースのラジカル塗料は14年~16年。価格は、高ランクのシリコン樹脂塗料と似た価格なので、ラジカル塗料の方がコストパフォーマンスが良いです。
チョーキング現象が起きにくい
ラジカル塗料は、チョーキングが発生しにくい特徴があります。
紫外線や雨風に当たっても耐久性が高いため、ひび割れや雨漏れの発生も抑え、劣化の進行が遅くなります。外壁の劣化にも効果があります。
低汚染性に優れている
ラジカル塗料は、汚れが付着しにくい効果もあります。
光沢があるため、汚れが付きにくく、低汚染性に優れているため、ツヤと色の持ちを長く保つ事ができます。
作業性が高い
塗料が塗りやすく、飛散しにくい特徴があるので、【サイディング・モルタル・ALCパネル・木部・鋼板】など、どんな外壁にも塗装が可能です。
まとめ
ラジカル塗料は、塗膜の劣化を進行させるラジカルの影響が受けにくい塗料で、チョーキング現象が起きにくく、低汚染性に優れているため、光沢や色を長く保つ事ができます。
また、ほとんどの塗料が水性1液型なので環境的にも安全です。さらに、どんな外壁にも使用が可能で、価格も高ランクのシリコン樹脂系塗料と似た価格なため、ご予算でお悩みの方には、かなりオススメな塗料ですね。
外壁・屋根の塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店のタカハシ美装をお尋ねください。