フッ素塗料のメリット・デメリット

フッ素塗料とは

フッ素塗料とは、主成分の樹脂がフッ素系の塗料になります。

フッ素が持つ【非粘着性】【耐摩耗性】【難燃性】を利用し、塗料の耐用性をより長く保持する塗料になります。

これはフライパンなどにも使われていて、焦げを付けずキレイな状態を保ち塗膜の寿命を高める性質を持っています。

特徴

フッ素塗料は、アクリル系塗料やシリコン系塗料よりも高い機能性効果があり、寿命の長い塗膜を作ることができます。

ですので、六本木ヒルズや東京スカイツリーなどといった、メンテナンスが大変な大きな建物によく使われています。

耐熱性

外壁素材への密着性が非常に高く、紫外線などの熱から建物を守ってくれます。

紫外線から守る事で外壁の劣化を防ぐことに繋がります。

親水性

フッ素塗料を塗布した外壁に付着した汚れを雨などでキレイに洗い流してくれます。

他の塗料とは違い塗膜に汚れが付着しにくいので、キレイな外壁を保つことができます。

また、水垢やシミなどもフッ素塗料を塗布することで回避することができますので、キレイな外壁をより長く保つ事ができます。

防カビ・防藻性

フッ素塗料は防カビ性と防藻性を持っているので、カビや藻が発生しにくい外壁にすることができます。

しかし完全に防げるわけではありません。親水性効果がありますので、ある程度清潔を保つとキレイを維持することができます。

耐候性

フッ素塗料は外壁素材に対して密着性が非常に高く馴染みがいいので、耐候性を高くさせることができます。

紫外線や雨風から外壁を守ってくれるので、寿命の長い建物へと繋げることができます。

耐摩耗性

フッ素塗料は耐摩耗性が他の塗料に比べてかなり高いので、光沢の保持を高めることができます。

長年経っても古い外壁の雰囲気を見せないのも特徴です。

フッ素塗料のメリット

寿命の長さ

フッ素塗料は他の塗料に比べて塗膜の寿命がとても長いです。

一般的は塗料の耐用年数が約7年~15年に対し、フッ素塗料は約15年~20年。約2倍も長い耐用年数を持っています。

立地や環境にもよりますが、30年以上も塗り替えをしていない建物もあります。

光沢のキレイさ

フッ素塗料は親水性を高めるため、他の塗料より光沢性が高いです。

高級感のある仕上がりになり、建物全体が豪華に見えます。

フッ素塗料のデメリット

費用が高い

まだ需要と供給が少ないので、費用が安価にならないといったデメリットがあります。

初期費用が限られている場合は採用は難しいと思いますが、耐用年数が長いので長い目で見れば費用に劣らないメリットで充分カバーできすと思います。

ツヤあり塗料しかない

フッ素塗料は親水性に大きくかかわっているので、ツヤ無しでは効果を発揮することができません。少なくとも3分ツヤ以上です。

かなりピカピカに仕上がるのでマットな仕上がりを好む方には不向きかもしれませんね。

まとめ

このように、高価なフッ素塗料にもデメリットはあるものです。ですが他の塗料と比べると耐用年数が長い機能性塗料になり、とてもクオリティが高い塗料になります。

残念ながら認知度が低く費用が高いため、あまり使われる頻度が少ないのが現状です。

ですが、費用面に関しても耐用年数に関しても「長い目で見れば」と考えると、やはり私たちはフッ素塗料をオススメします。

塗替えをお考えの方は、以下よりお気軽にお尋ねください。(代表親方 高橋 直人)

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