ジョリパットとは?

外壁には様々な種類がありますが、近年リフォーム件数が増えてきているのが「ジョリパット」という外壁です。

今回はジョリパットの特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。

ジョリパットとは?

ヨーロッパ発祥の部材ですが、国内ではアイカ工業株式会社が販売している塗り壁仕上げに用いる材料の名前です。

外壁の仕上げ材としてだけでなく、内装にも使えることから様々な建物で使われています。

特徴

ジョリパットの最大の特徴はデザイン性の高さです。40年以上の歴史があり、様々なデザインを実現できる自由性が特徴です。

180以上のカラーと100以上の種類があるほか、吹き付け塗装からコテ塗りまで対応しています。

多様な工法により薄い塗膜から厚塗りまで自由に調整できます。

ジョリパットの主な種類

ジョリパットは一般的な塗装も可能ですが、主にコテを使ったパターン塗りのために利用します。

模様付けパターン例

ジョリパットのメリット・デメリット

自宅に必要かどうかを見極め、無駄な工事をしないためにジョリパットの必要性を把握しておきましょう。

メリット

デザイン性が高い

ジョリパットは他の塗装方法に比べてデザイン性が高いメリットがあります。

一般的な塗装では平らな塗装面となり、色以外の模様付けは難しいです。

一方で、ジョリパットなら職人によるコテ作業で凹凸があるデザインが実現できます。

職人の手作業となるラフパターンであれば世界に一つだけのデザインも作れるでしょう。

耐久性が高い

ジョリパットの耐用年数は15年~20年と考えられています。耐久性が特に高い「フッ素塗料」とほぼ同じ耐用年数です。

住宅で人気のシリコン塗装の対応年数が10年~15年のため、ジョリパットは耐久性の高い塗料と言えるでしょう。

デメリット

割れやすい

ジョリパットの外壁は割れやすいデメリットがありますが、ジョリパット自体は弾力性があるため割れに強い塗料です。

割れやすい理由は、下地のモルタルやセメントが原因です。下地が割れやすいために、ジョリパットも引っ張られて破損してしまいます。

汚れやすい

ジョリパット壁は凹凸のある模様仕上げが多いです。

凹凸のある模様は汚れが隙間に入りやすく、汚れやすいというデメリットがあります。ジョリパットでも平坦な仕上がりであれ比較的汚れにくいです。

しかし、デザイン性が高い仕上がりにするのであれば汚れやカビの発生は避けられないでしょう。

価格が高い

職人の手作業で作る模様は、手間がかかるため工事費用が高くなります。

オーダーメイドに近いデザインを作るのであれば、一般的な塗装に比べて3~5割ほど高い工事費用となってしまいます。

施工費用の相場は30坪くらいの住宅で70~150万円程度です。

しかし、デザインによって費用は大きく変わるため、難易度が高いオリジナルデザインだと200万円を超えてしまう場合もあります。

ジョリパット壁のメンテナンス方法

ジョリパットの耐用年数は15年~20年ですが、15年が経過した時点でどのようなメンテナンスが必要となるでしょうか。

主なメンテナンス方法をご紹介します。

主なメンテナンス方法

塗装

ジョリパット専用の塗料を使って、既存外壁の質感を維持したまま塗装する手法。

現在のジョリパット壁のデザインを維持したい場合に行う作業です 。

塗装をしないとカビが生えたり表面が崩れたりするため注意しましょう。

ジョリパットの塗り直し

既存のジョリパットを剥がして塗り直す工法です。

新しいジョリパットでは好きな模様を選べるため気分転換にも適しています。

まとめ

塗り壁の材の中でも高い耐久性を持つジョリパットは、デザイン性が高く世界に一つだけの外壁模様を作ることができます。選ぶべき価値が大いにある外壁仕上げ材の一つと言えるでしょう。

一方で、汚れが付きやすく価格が高いといったデメリットもあります。

ジョリパット壁の施工をお考えの方は、しっかりと施工内容などを確認して、いつまでも美しく丈夫な外壁を手に入れましょう。

塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店のタカハシ美装をお尋ねください。

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